今回は、SFCの「デザイン言語実践」という授業内で制作した模型の紹介をしたいと思います。
個人課題:カメラ空間で会いましょう
課題内容
・カメラ視点を共有して誰かの作品に没入する
・モノクロ(zoomのフィルター)で作る
・夜の空間を作る
・身近な物を使って空間を作る
・製作時間2時間
制作物
コンセプト
私は、「夜の空間」というイメージを聞いて最初に頭に出てきたのがグランピング場でした。今回の課題で日常とは異なるゆったりとした時の流れと夜の空間をこの課題で再現しようと考えました。
使用物詳細
背面に貼られているのは鏡です。箱を撮影しようとすると、どうしても手前側が死角になり空間を最大限使用できなくなってしまうため、鏡で手前側を写し、それを空間の最も奥に該当する空間とすることで奥行きを出しました。
葉の再現にはこちらの穴あけパンチを使いました。
100均で売っている、子供が遊ぶ時によく使われるものですが、今回の課題に使えるのではないかと思い、封筒をこの型でくりぬきました。
葉を、太めの爪楊枝を折って接着した枝に貼り付けることで木を再現しました。
グランピング施設の台座は、割り箸と100均に売っている細い木材を合わせてミニチュアを作成しました。
鏡に映っている山、つまり空間的には最も手前にある山ですが、これは瓶の周りに絵具を混ぜ込んだ紙粘土を巻き付けてできています。
短時間で簡単に整形できるので、今回の課題には適していました。
制作物(1週間後提出)
1回目の課題は2時間で提出でしたが、それから1週間の時間を与えられて2回目の提出がありました。
2回目の提出では、天井に穴を空けた布をかぶせてライトを照らして夜を再現してみました。しかし、暗すぎて何があるのかよくわからなくなってしまったのが反省点です。
グループ課題:パノラマ空間で会いましょう
課題内容
・総天然色(フルカラーで行う)
・夜の建築美のデザイン
・グループで個人個人の作品を繋げる
制作物
コンセプト
・グループメンバーそれぞれが海の中を表現する
・底面に大きな鏡を使用する
・蛍光フィルムで光を青にする
使用物詳細
底面には100均で200円で販売されている大きな鏡を敷きました。
光が鏡に映ってより幻想的な空間を作ることが出来ました。
天井には、A4のクリアフォルダーの中に水を入れたものを乗せ、水の中独特の光の揺らぎを表現しました。
更に、クリアフォルダーの上に蛍光フィルムを所々重ねる枚数を変えながら乗せることで、同じ青でも濃さが異なったり、黄色と青を重ねることで緑や光のグラデーションを作成しました。
まとめ
個人課題とグループ課題には、明確に光に対しての認識が変わりました。
個人課題ではミニチュアがメインで、光は最後に付け加えた程度であったため、全体の統一感があまりありませんでしたが、グループ課題では、最初から光をメインにした制作を行ったために、オブジェクトがあまり良くはないものの、作品としての完成度が格段に上がりました。
光への認識が大きく変わった作品になったと思います。
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